山中 渉さんのインタビュー
Q:わたるさん。早速ですが、この仕事をしようと思った理由は何ですか?
A:きっかけは、兄が独立して開業するときに手伝ってくれと言われたこと。とくに当時やることもなかったので。仕事をしていなかったので「いいよ」と返事して手伝い始めました。
Q:手伝ってみて面白いと思いましたか?
A:分からないことだらけで大変でしたけれど、例えば、機械の扱いとか。
でもだんだん機械の扱い方が分かってきて、測量した結果ちゃんとした精度が出るようになってきたら、ほかにも土地の現況の、こういうところが大事なんだなとか、仕事をしていくうちに、だんだん分かってきました。公図や測量図なんか、初めて見たらなんのことか分からないですよね。
分かってくると面白くなってきました。
Q:もともと技術職向きな性格なんですかね?
A:どうなんでしょうかね。わりとこういう感じ(一点集中)面白いことにはのめり込んでいくたちではあると思います。
Q:この仕事がわたるさんの、ツボにはまったわけですね?
A:そうですね。
Q:わたるさん、雰囲気が職人気質ですね。信頼できて誠実で、ペラペラしゃべらないみたいな。調査士業務だと、立会など大変なこともありますが、自分なりの対応法などありますか?
A:調べる時間があれば自分で調べてみたり、「これはどうなんだろうか?」と兄や父に聞いてみたり。間違っていたらそれで教えてもらえるし、それで直していくと言う感じでやっています。
Q:周りに聞ける人がいるというのは大きいことですね。
A:そうですね。
Q:仕事をする上で自分なりのこだわりとかありますか?
A:自分が今できることは機械を使って測ることがメインだと思うので、そしてそこから図面を描くことなので、そこはきっちり正確にできるようにとは思ってやっています。
Q:勉強も大変ですよね、測量学もどんどん進歩していっているし。計算や測量法なんかも。そういった勉強も続けていっているということですよね。
A:はい。
Q:いまは調査士を目指しているということで?
A:はい。
Q:仕事として自分にあっているし、やっていきたいなという感じ?
A:そうですね、調査士が2人いればやれることも増えるかなということもあるし、測量、土地の仕事をしているからには資格を取ってきちんとできればなということもあります。資格が無いのに無責任なことを言うわけにもいかないですし。
Q:そういう意味でも資格は大切ですね。その上で、図面をしっかり正確に描いて、資格もとって一緒にやっていきたいなというかんじですか?
A:そうですね。
Q:ご兄弟で、一緒に仕事で助け合いながら仕事できるというのは、心強いですね。これからも、より地域に信頼される事務所として兄弟で支え合いながら、繁栄していくといいですね。